COLUMN コトヒラコラム

クリーンルームに使用されるFFUとは?今一度確認したい基礎知識と高性能なおすすめ製品

工場作業員男性
工場作業員男性
衛生管理にもっと力を入れないと!

会社員男性
会社員男性
改めてFFUの重要性に注目しましょう



クリーンルームには、FFUと呼ばれる「ファンフィルターユニット」が導入されています。このような空気清浄装置は、室内の微粒子を除去して部屋の清潔さを保つ上で役立ちますが、使い方を間違えるとかえってホコリを吹き付ける原因にもなりかねません。
改めてどのような製品なのか、クリーンルームはどのように清浄な空間を構築しているのかなど解説していきます。あわせて、おすすめの製品もご紹介していきますので、設備を見直す際にはぜひご参考ください。

クリーンルームの基本的な仕組み

工場作業員男性
工場作業員男性
クリーンルームってどういう仕組みなんだろう?

会社員男性
会社員男性
まずはクリーンルームの仕組みから解説していきます

クリーンルームとは、パーティションを使って壁や天井、床を構成して作る小さな空間のことです。
クリーンルーム内の空気は、FFUならびにHELAフィルターと呼ばれる超高性能フィルターを通過しているため、異物を濾過し浄化されています。
その状態で、空気をくりかえし供給することによって循環させ、清浄な空間を作り出しています。

クリーンルームの働き

クリーンルームの空気は、次のような手順で循環します。

  1. 天井側のクリーンモジュール(FFU)で空気を吸引する
  2. プレフィルターで空気を一時濾過する
  3. 循環ファンでHEPAフィルター等により微粒子を除去する
  4. 浄化した空気を部屋に供給する

このような働きにより、クリーンルーム内の清潔な空気を保つことができます。

クリーンルームによって期待できる効果

クリーンルームを導入しFFU、HEPAフィルターによる空気内異物の除去がスムーズに行われることにより、より厳格な衛生管理が叶えられます。
クリーンルームの導入は製品への異物混入を防いだり、微生物汚染のリスクを低減したりと、さまざまなリスク回避につながります。
高度な清浄環境を必要とする工場にとって、製品の品質保持を叶えやすく、高い安全性を期待できるクリーンルームは必要不可欠な設備と言えるでしょう。
また、工場における現在の環境を踏まえ、局所的に簡易クリーンブースを導入して清浄度のより高い環境を実現することもできます。

FFUの基礎知識

工場作業員男性
工場作業員男性
それじゃあクリーンルームの「FFU」ってなんですか?

会社員男性
会社員男性
さらに詳しくFFUについて解説していきましょう



それでは、クリーンルームを構築する上で欠かせない「FFU」そして「HEPAフィルター」についてさらに解説していきましょう。

FFUとは?

FFUとは、正式名称を「Fun Filter Unit」と言う、その名の通りファンとフィルターを内蔵した空気清浄機です。
ファンが内蔵されているため効果的に外部の空気を吸い込み、また微粒子を効果的に除去できます。
というのもFFUにはHEPAフィルターをはじめとしたフィルターが搭載されているため、わずかな異物も除去できる仕組みになっています。
クリーンクラスに合わせて最適なFFUを設置することにより、効果的に空気を循環させ清潔な状態を保てるようになり、衛生管理が不可欠な現場で役立ちます。

HEPAフィルターとは?

FFUに搭載されているHEPAフィルターとは「High Efficiency Particulate Air Filter」を意味する、非常に高性能なフィルターです。
空気中を浮遊するごく小さな粒子までしっかりと捕集し、目に見えないホコリや塵も適切に取り除きます。
JIS規格によると、HEPAフィルターは「定格風量で粒形が0.3㎛の粒子に対して99.7%以上の粒子捕集率をもち、かつ初期圧力損失が245㎩以下の性能をもつエアフィルター」と規定されています。

FFUの基本的な使い方

FFUを使うためにはまず、製品に合った方法で取り付けなければいけません。
例えば天井に取り付け型のFFUを設置するときには、天井に開口部を設ける必要があります。
キャスターのついた床置型なら、工事は不要となりすぐ設置できます。

クリーンルームやクリーンブースでは、清浄な空気をエリア内に循環させるためそこからさらに壁などを設置していきます。

ただし、FFUの吹出し口付近では誘引気流が発生し、ホコリが舞い上がってしまう可能性があります。
近くに発塵源がある場合、清浄な空気を循環させるどころかかえってホコリを吹き付けてしまいかねません。
設置の際には、発塵源との距離にも留意しながら設置しましょう。

FFUの種類

FFUには、次のような種類があります。

  • 設置場所の違い……天井に設置するタイプ、床置タイプなど
  • サイズの違い……大きめで大風量のタイプ、コンパクトで狭い場所にも設置できるタイプなど
  • 形状の違い……四角形タイプ、L字型タイプ、コの字型タイプなど
  • 清浄度クラス(ISO)の違い……粒子数3,520以下のクラス5(ISO 14644-1)、粒子数3,520,000以下のクラス8(ISO 14644-1)など

どのようなFFUが最適かは、現場の環境や必要な清浄度クラスによっても変わります。
「取り扱っている製品はどのようなものなのか」「将来的にはスペースを拡張していく可能性があるのか」「設置コストやランニングコストはどの程度を想定しているか」といった点を踏まえて、導入する製品を選びましょう。

環境に合ったおすすめのFFUをご紹介

工場作業員男性
工場作業員男性
FFUにはたくさんの種類があるんですね!

会社員男性
会社員男性
そうなんです。ですから環境に合った製品を選びましょう!



ご紹介した通り、FFUにはさまざまな種類があるため、製品や業界基準を考慮しながら最適な製品を選ばなければいけません。
ここからはコトヒラ工業のおすすめ製品をご紹介していきます。

FFU(ファンフィルタユニット)

こちらは、ファン付きの高性能(HEPA)フィルターユニットです。

精密製造装置の天井に設置することによって清浄空気を吹き出し、クリーンな環境を構築します。
薄型で軽量、コンパクトな設計となっているため、設置スペースが限られている環境でも設置できることが特徴です。

DCファンによって消費電力を削減しながらも、大風量を叶えるため広い空間でも使えます。
また、オプションで各種通信にも対応しており、ファン故障検知信号、差圧異常信号の取り出しが可能です。
さらに単相AC100~240V電源に対応していることからも、さまざまな場所で安心して使用できる汎用性の高い製品です。

FFU(ファンフィルタユニット)はこちらから

床置型FFU

こちらは、HEPAフィルターが搭載されている床置型のFFUです。
天井吊型FFUと違い、設置にあたって工事は必要ありません。
キャスターで転がせるのでさまざまな場所に簡単に設置でき、電源を入れればすぐに使えます。
天井高の環境でも役立つほか、小型タイプ(処理風量14㎥/min)もあるためスペースが限られている場所でも使用可能です。

3段階の風量調節ができ、50㎥/minの大風量で、かつ消費電力330Wという省エネ設計となっていることも特徴です。
60dBという低騒音のため、使用中のストレスもかかりにくいでしょう。

また、標準は前面吸気・前面排気ですが背面吸気・前面排気仕様ラインナップも用意されています。
本体はSUS構造なので、腐食や塗装剥がれが起こりにくくクリーンルームや食品工場といった環境でも使いやすい仕様です。

床置型FFUはこちらから

用途に応じたFFUで清潔な環境を構築しよう

FFUは、清浄な空気を送り出す役割を担う製品です。
クリーンルームの構築に必要不可欠であり、特に食品工場のように清潔さを保たなければ信用問題にも関わる環境では、さまざまな種類の中から最適なものを用意する必要があります。
製品の特徴や予算、納期にまつわるご相談は、コトヒラ工業へお気軽にお聞かせください。

コトヒラ工業編集部
コトヒラ工業の製品や技術を発信すべく、日々コラム作成に取り組んでいます。これからもコラムを通して、コトヒラ工業の魅力を伝えていきます!
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