バイオトイレの特長
- 水を使わない
- バイオトイレは自然界や排泄物に生息している微生物を利用して、排泄物を水と炭酸ガスなどに分解消化する環境にやさしいトイレです。
また水を使用しないことで、省資源トイレとして環境負荷を低減。微生物を増殖させる母材にはバイオチップ(杉チップ)を使用。排泄物の分解処理を効率よく行います。 - 汲み取り不要
- 微生物を増殖させる母材は杉のバイオチップを使用。メカトロニクス技術を駆使し、微生物の増殖環境を最適化することにより排泄物を24時間程度で分解。
消化槽内に残った炭酸ガスと余剰水分を蒸発させ、大気に放出してしまいますので、汲み取りは不要です。 - いやな臭いがありません
- コンピューターで、微生物が生息・増殖する環境(水分・温度・酸素)を自動制御。微生物の活発な活動で臭気の発生を自動制御で抑制し、快適な使用環境を提供します。
小型簡易設置型バイオトイレの特長
- 便座のみ(便器が無い)のため、普段の清掃が簡単で衛生的です
- メンテナンス(バイオチップの交換)も簡単です
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①プラスドライバーでネジ6カ所を外し、フロントパネルを外します。
②使用済みバイオチップをスコップなどで取り出し、新しいバイオチップを投入するだけです。
KE-T122A(使用回数40回/日タイプ)の特長
使用回数が40回/日と比較的人数が多い現場にも対応できます。
暖房便座仕様、シャッター付便座(臭い防止&安全機構)で快適です。
また水分センサーによる自動運転を行っています。
用途
シールドトンネル工事や高層ビル工事など
高所や狭い場所の建築現場などに最適です
バイオトイレ 仕組み
バイオトイレ 分解のしくみ
- 便座蓋を開けると、センサーが感知し、便器底のシャッターが自動で開きます。
- 使用後、便座蓋を閉めます。必ず閉めてください。閉めないと運転が始まりません。)便座蓋が閉まったのをセンサーが感知し、シャッターが自動で閉じます。
- シャッターが完全に閉じた後に、消化槽内の運転が始動します。
シャッター機能による安全性
便座下のシャッターが閉まらなければ、運転(撹拌)動作が始まりません。 - 消化槽内の撹拌(かき混ぜ作業)が始まります。消化槽内は自動運転で、酸素供給を行います。
- 微生物による分解が始まります。水分はバイオチップに保水し、熱で蒸発。微生物が温度などの好条件のなか活性化し、汚物を分解していきます。
- 水と炭酸ガスに分解します。
- 余剰な水分(尿)はヒーターで加温し、蒸散させます。
- 蒸気と臭気を抑制します。※(1に戻ります)
仕様
型式 | KE-T112A (生産終了) |
KE-T122A |
---|---|---|
電源コード | 接地2P電源コード(長さ2.3m) | |
電源・最大運転電流 | 単相AC100V(50/60Hz)・最大5.5A | 単相AC100V(50/60Hz)・最大6.5A |
外形寸法(mm) | W773×D611×H489 | W963×D631×H729 |
質量(kg)(バイオチップ含む) | 74 | 100 |
設置環境 | 周囲温度:-5°C~+35°C/周囲湿度:40~80%RH | |
最大処理能力 | 使用回数:20回/日(120回以内/週) | 使用回数:40回/日(240回以内/週) |
消化槽 | 消化槽容量:75ℓ、バイオチップ充填量:30ℓ(1袋) | 消化槽容量:117ℓ、バイオチップ充填量:45ℓ(1.5袋) |
安全装置 | 漏電遮断器、温度過昇防止、攪拌過負荷自動停止 | |
運転方式 | 自動運転(PLC制御) | |
メンテナンス | 約半年に1回、バイオチップ(別売)を交換してください※ | |
使用回数に応じて、温度切替スイッチの手動切替が必要です | – |
※ 使用条件により交換期間は短くなります
資料ダウンロード
消耗品
バイオチップ 30ℓ入り/1袋 | 推奨洗剤スプレータイプ 500mℓ/1本 |
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微生物の増殖母材です。杉は微生物が増殖しやすく、排泄物の分解に最適な形状に特殊カットしたものです。攪拌磨耗に強く、耐久性にも優れています。 | 天然のバクテリアがトイレの汚れを分解! 洗浄消臭効果の高い中性トイレクリーナー |