COLUMN コトヒラコラム

災害への備え、出来ていますか?

地震、台風、大雨、火山の噴火など、日本は自然災害が多い国です。自然災害を恐れるだけでなくうまく共存する方法はないものでしょうか。

「xx県に線状降水帯が発生しており、現在非常に激しい雨が降っている地域があります…」

工場作業員女性
工場作業員女性

最近、台風が来ると同時に線状降水帯も発生しますよねー。

そうだね。台風本体よりも線状降水帯がとどまっている地域の方が洪水や土砂災害のような雨による被害が多い印象があるよね。

会社員男性
会社員男性
工場作業員女性
工場作業員女性

怖いですよね。私の住んでる地域も近くに結構大きな川が流れているんですけど、もし線状降水帯が発生して洪水になっちゃったりしたらどうしましょう....。

不安だよね。確かに台風や大雨を僕たちがコントロールすることはできないけど、もしもの時に適切な行動をとれるように準備しておくことはできるよ。

会社員男性
会社員男性
工場作業員女性
工場作業員女性

準備ですか?何をどう準備すればいいんでしょう?

それを今から見ていこう!

会社員男性
会社員男性

災害への備えにはいくつかの種類があります

災害への備えっていうとどういったものを思いつく?

会社員男性
会社員男性
工場作業員女性
工場作業員女性

そうですね…。避難グッズの準備とかでしょうか?

それも大切な備えの一つだね。じゃあその避難グッズを持ってどうする?

会社員男性
会社員男性
工場作業員女性
工場作業員女性

避難グッズを持って逃げます!

どこに?

会社員男性
会社員男性
工場作業員女性
工場作業員女性

どこに…どこでしょう?

災害への備え、準備と聞くと、非常時の食料や日用品、携帯トイレなどのグッズの準備は多くの人が思いつくのではないかと思います。

もちろんそれもとても大切なことの一つです。しかしながら、それだけでは十分な備えが出来ているとは言い難いです。

災害への備えには5本の大切な柱があります。

災害への備えの5本柱

①家具の転倒防止

②防災意識の向上

③非常用備蓄品の確認

④家族の取り決め

⑤地域との連携

災害に備えるためには、この5点に考慮する必要があります。

①家具の転倒防止

まずは、家具の転倒防止です。

阪神・淡路大震災や新潟県中越地震などでは、多くの方が倒れてきた家具の下敷きとなって亡くなったり、大けがをしたりしました。

「大地震が発生すれば、家具は必ず倒れてくるもの」と考えて、転倒防止対策を講じておく必要があります。

転倒防止対策一例

・家具を壁に固定する。

・寝室や子供部屋にはなるべく家具を置かない。置く場合にはなるべく背が低いものにし、倒れた時に出入り口をふさがないように工夫する。

②防災意識の向上

次に、防災意識の向上です。

何も意識しない状態では、いざ自然災害が起こった時に避難することができません。

自分が避難する際にどのように避難するのか、平常時に確認しておき、頭の片隅に意識しておくことが大切です。

具体的に確認してほしいことは「ハザードマップ」と「避難経路」です。

まず、ハザードマップでわかることは、、自宅の場所がどのような災害に弱いのかです。

これが分かれば、気象情報などからある程度の情報を予測でき、避難のタイミングをより的確に判断することができます。

そしてハザードマップの確認とともに、お住いの地域の避難場所とそこに至るまでの避難経路についても確認しておいてほしいと思います。

避難場所や避難経路については災害の種類によっても、変化することがありますので、併せて確認することをおすすめします。

③非常用備蓄品の確認

3つ目は非常用備蓄品の確認です。これについては災害への備えとして思い浮かぶ方も多いのではないかと思います。

非常用備蓄品については2通りの準備をすることが望ましいです。

(1)在宅避難時の備え

被災して電気、ガス、水道などのインフラが使用できなくなった場合でも、飲食可能な食料品を常に自宅に備えておきましょう。

食料、飲料、生活用品などを最低3日分(出来れば1週間分)備蓄することが望ましいです。

備え方のコツは、災害用に備えるのではなく、日常で使用するものを切らさないように備蓄することです(ローリングストック)。

ローリングストックであれば、日常生活で食品を使用するため、災害が起こらなかったために喫食することがなく、賞味期限が切れてしまったなどということを防ぐことができます。

(2)自宅外での避難時の備え

自宅が被災した時は、安全な場所に避難し避難生活を送ることになります。

非常時に持ち出すものをリュックサックに詰めておき、いつでも持ち出せるように準備しておきましよう。

④家族との取り決め

日中の時間帯など、職場や学校にいるときに災害が発生してしまった場合でも、家族がお互いの安否を確認できるように、日ごろから安否確認の方法や集合場所などを事前に話し合っておきましょう。

災害時には、携帯電話や、連絡アプリ等の回線が繋がりにくくなり、連絡が取れないこともあります。その際には、「災害用伝言ダイヤル」や「災害用伝言板」なども役に立ちますので、ぜひ覚えていてください。

⑤地域との連携

災害時に地域住民が連携することで、地域の防災力を高めることが出来ます。

具体的には、自主防災組織の設立や、日ごろからの交流、避難訓練の参加などがあります。

また、企業やNPO団体との連携も重要です。

工場作業員女性
工場作業員女性

災害への備えって色々あるんですね。全然知りませんでした。

これらを災害が起こってから調べていたのでは、いざという時に間に合わないよね。だからこそ、無事なときに災害時の備えはしておかないといけないんだ。

会社員男性
会社員男性
工場作業員女性
工場作業員女性

なるほど、とても勉強になります!

同時に、災害への備えをするのには時間も結構かかるから、早めに動いておくに越したことはないよ。

会社員男性
会社員男性
工場作業員女性
工場作業員女性

はい!さっそく今から少しずつ、やっていこうと思います!

コトヒラ工業では「バイオトイレ」も製造しています!

コトヒラ工業では、通常のバイオトイレから国土交通省の基準に即した快適トイレ、車載型バイオトイレなどをご用意しております。

バイオトイレとは、バイオ(微生物)の力で排泄物を、水と炭酸ガスに分解消滅させる環境に優しいトイレです。

水を使わない、汲み取りが不要、嫌な臭いがしないトイレですので、インフラが復旧しない被災地でも便利にお使いいただけます。

コトヒラ工業のバイオトイレは、コンピューターで微生物の生息・増殖する環境を自動制御し、微生物の活動を活発にすることで、臭気の発生を抑制し、快適な使用環境を提供します。

最後に

ここまでお読みいただきありがとうございました。いかがでしたでしょうか。

災害への備えは、どこかで災害が起こると多くの人が突然思い出したかのように、準備をしようとします。

しかしながら、みんなが同じタイミングで備蓄品などを購入すると、一時的に店舗で品薄状態が発生してしまい、本当に必要としている人たちに回らないなどのトラブルが起こります。

また、自分の住む地域から離れたところで災害が起こった際に、突発的に備蓄品を購入すると、その備蓄品を使わないまま忘れてしまって、賞味期限や使用期限が切れてしまうといったことも起こりえます。

このような無駄を少しでも減らすためにも、日常の生活の中で備蓄が出来るように工夫出来るといいですよね。

起こってほしくはありませんが、災害が起こった際にも自分の身を自分で守れるように、是非今日から準備を始めてほしいと思います。

コトヒラ工業編集部
コトヒラ工業の製品や技術を発信すべく、日々コラム作成に取り組んでいます。これからもコラムを通して、コトヒラ工業の魅力を伝えていきます!
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