クリーンルーム機器の選び方に迷ったら!省スペースかつ高性能なおすすめ製品



クリーンルーム機器は、事業内容によって必要不可欠な製品と言えるでしょう。
しかし、製品の種類が豊富に展開されているからこそどのようなものを選べばいいのか悩んでしまうのではないでしょうか?
今回は、クリーンルームや工場の特徴を踏まえて判断したいおすすめの製品について解説していきます。
クリーンルーム機器をお探しの際には、ぜひご参考ください。
最適なクリーンルーム機器の選び方とは?


クリーンルーム機器の選び方に悩んでしまったら、これからご紹介する内容をご参考ください。
クリーンルーム機器の選び方のポイント1.クラスに合うか
クリーンルームにはISO、JIS、FEDといったさまざまな規格があります。
それぞれのクラスで求められる清浄度レベルが違うため、適したレベルを実現できるクリーンルーム機器を選ぶようにしてください。
例えば、次のように分野ごとの特徴と違いがあります。
- 電子部品工場 クラス5〜7
- 薬品・食品工場 クラス5〜8
- 自動車部品工場 クラス6〜8
まずは、どのクラスのクリーンルーム機器が必要になるのか確認してから絞り込んでいきましょう。
クリーンルーム機器の選び方のポイント2.コストや納期、設置場所や設置はどうするか
新たな機器を導入するにあたって、コストや納期も重要なポイントとなります。
需要にぴったり合う機器でも、コスト面で希望に合わない場合にはすぐさま導入するのは難しいでしょう。
一見、導入時のコストに問題がないようであっても、ランニングコストを踏まえると長く使えないケースもあります。
使用時の電気代はもちろんのこと、フィルターをはじめとした消耗品の交換はどのくらいの頻度で必要なのか、その際のコストはどのくらいなのかなども計算しましょう。
さらにクリーンルームの規模によっても、導入できる製品は異なります。
どこに、どのような規模のクリーンルームを作る予定なのか明らかにしてから、適切な製品を選びましょう。
また、製品によって納期も異なります。
「この日までに設備を整えたい」というような希望がある場合には、メーカーへ相談することを忘れないようにしてください。
クリーンルーム機器の選び方のポイント3.清掃、メンテナンス、消毒のしやすさはどうか
クリーンルーム機器はその性質上、常に清潔な状態を保つ必要があります。
清掃やメンテナンス、消毒が面倒な機器となるとそれだけで手間がかかり使用しにくく感じられてしまいます。
消毒にあたって、次亜塩素酸などの薬剤を使用するのであれば、耐性のある素材かどうかもしっかり確認しましょう。
同様に防水・防湿性も、クリーン機器によって異なるためチェックしておきましょう。
また、パーツの取り外しなどが煩わしくない製品は、清掃がしやすくなりますのでおすすめです。
クリーンルーム機器の選び方のポイント4.必要な対策がとられている
クリーンルーム機器は、よりよい環境で使うために「◯◯対策」というような、独自の仕様となっているものが少なくありません。
例えば、次のような種類があります。
- 静電気対策
- 騒音対策
- 発塵対策
- 安全対策
このような対策がきちんとされているクリーンルーム機器を中心に、導入する現場に合わせて機器を選びましょう。
クリーンルーム機器を選ぶときの注意点


クリーンルーム機器を選ぶときには、次のようなポイントに注意しないと導入後にトラブルが発生したり、買い替えが必要になったりするかもしれません。
具体的に、注意点を解説していきましょう。
アフターサービスやサポート体制に注目
クリーンルーム機器は、長く使うものだからこそアフターサービスが整っているかどうかも大切な要素となります。
故障時にすぐ相談できる窓口はあるのか、メンテナンスに必要なアイテムはすぐ手に入るのかなど、サポート体制がどの程度整っているのかにも注目してみてください。
将来的な展開の柔軟性に注目
クリーンルーム機器の中には、他の機器との連携ができるものも少なくありません。
導入にあたっては「将来的に拡張できるか」「増設や配置変更ができるか」といったポイントも、しっかり確認しながら進めていきましょう。
おすすめのクリーンルーム機器
ここからは、おすすめのクリーンルーム機器について具体的な商品をピックアップしてご紹介していきましょう。
吸引式ハンドドライヤー

こちらは、雑菌が飛び散りにくい構造になっている吸引タイプのハンドドライヤーです。
従来のハンドドライヤーは、利用時に水滴や雑菌が飛び散ってしまう可能性が高く、厳格な衛生管理をしている工場では扱いが難しいでしょう。
こちらの吸引タイプのハンドドライヤーは、水滴や雑菌が飛び散らない構造になっているため食品工場など衛生管理を徹底している工場でも扱いやすいというメリットがあります。
オゾン発生機能、本体自動クリーニング機能といった機能も搭載され、衛生管理を徹底できるでしょう。
特注サイズ対応FFU(ファンフィルタユニット)

こちらは、クリーンルームの環境に合わせて希望のサイズをオーダーメイドできるFFU(ファンフィルタユニット)です。
FFU(ファンフィルタユニット)とはファンが付いている高性能なフィルタユニットのこと。
クリーンルームの天井に設置することによって、清浄な空気を吹き出し環境を改善します。
注文は1台から可能で、最小サイズは450×450mm、最大サイズは1500mm×750mmと幅広く対応しています。
設置する場所や数を工夫することにより、さまざまな広さに対応できるでしょう。
オーダーメイドクリーンブース KCBシリーズ

同じくオーダーメイドで、環境に合わせた「クリーンブース」そのものを設置したい方におすすめなのがこちらです。
一人用のコンパクトなクリーンルームから、複数人で利用できるクリーンルームまでさまざまな条件、仕様に合わせて依頼できます。
素材に種類もさまざま展開されており、環境に応じて作成できます。
本体フレームはアルミ製の他に、ステンレス製でも対応可能です。
シートの帯電防止ビニールカーテンも、UVカットや暗幕といった特殊な素材や樹脂板へ変更できるので、必要に応じて組み合わせを考えてみてください。
清浄度についても、幅広く対応できクラス100,000から100までさまざまなご要望にお応えしています。
現場の都合に合わせたクリーンルーム機器を導入しよう
今回は、クリーンルーム機器の選び方や注意点、おすすめしたい機器の特徴などをご紹介していきました。
必要な清浄度レベルの確認、クリーンルーム機器を設置する場所の大きさ、コストや納期といったポイントは特に重要なためしっかり確認しましょう。
さらに防音や発塵源対策をしているか、清掃やメンテナンスはしやすいかなども、機器を選ぶ際に考慮する必要があります。
コトヒラ工業株式会社では、さまざまなニーズにお応えするクリーンルーム機器を多数展開しています。
これから新たに導入しようと考えている企業様はもちろんのこと、すでにクリーンルーム機器を導入している工場でも、お気軽にご要望をお聞かせください。
