COLUMN コトヒラコラム

現場の声に耳を傾けて――食品工場で働く人たちの「ちょっとしたイライラ」

食品工場では、衛生・安全を守るために日々さまざまなルールや工夫が取り入れられています。その一方で、現場で働く人たちは細かい作業や厳しい環境の中で、思わず「うーん」とうなってしまうような“小さなストレス”と向き合っているのも事実です…。

よっ!ほっ!

何しているの?

手袋が!つけられなくて!頑張ってます!

あぁー。分かるわー。手洗ったり、アルコールで消毒したりすると、手が濡れて手袋めちゃめちゃ着けづらくなるもんね。

そうなんですよー。手が乾ききってないと、手にべたべたくっついてなかなかはまらないんです泣

衛生面の問題もあって息吹き込んで手袋ふくらますわけにもいかないし、場合によっては二重につけないといけないこともあるから結構時間取られるわよね。

ほんとにそうなんですよ!お、よし!やっとはまった!

良かったわね。

と思ったら、破れてる!!つけなおしだぁ泣

あらら、頑張って…。

このように、食品工場での手袋装着は、常に行う作業ながら、少々手間のかかるものとなっています。

他にも食品工場で働く人たちの「あるある」なプチイラエピソードがあります。私たちに届く製品がどんな現場で作られているのか、一緒にのぞいてみましょう。

食品工場で働く人たちの「あるある」なプチイラエピソード

手袋がスムーズに入らない!

冒頭で登場したプチイラです。衛生のために欠かせない使い捨て手袋ですが、作業前の手洗いや汗ばんだ手ではなかなかはまらず、時間ばかりが過ぎていくことも。「急いでるときほど、指先が入らない!」という声、よく聞きます。

メガネが曇る!視界がボヤける!

マスクとメガネの相性は、現場でも悩みのタネ。特に温度差がある作業場ではレンズが曇ってしまい、作業がしにくくなることもあります。快適な視界は安全にも直結するだけに、細かい悩みですが大きな課題です。

髪の毛一本でやり直し…

製品に異物が混入すると、その工程全体のやり直しが必要になるケースも。たった一本の髪の毛でも、「誰の!?」と現場がピリッと緊張感に包まれる瞬間です。

静電気でラップがくっついて作業が進まない

包装作業でよく起こるのが、ラップやフィルムが静電気で手に張りついてしまう現象。特に冬場は深刻で、スムーズな包装が難しくなる要因のひとつです。

時計が見えないと時間の感覚が狂う

単純作業の繰り返しの中で、時計が見えない環境にいると「まだ10分しか経ってないの!?」という驚きが。作業に集中する一方で、時間の流れが遅く感じられるという声もよく耳にします。

突然の機械トラブルに振り回される

「昨日まで普通に動いていたのに…」という、ちょっとした機械の不調が現場を止める原因になることも。そのたびに上司を呼ぶのは気が引ける…という現場ならではの気苦労もあります。

暑すぎる・寒すぎる作業環境

冷蔵エリアと常温エリアを行き来する現場では、温度差が激しく体調管理も一苦労。防寒着や空調の工夫はされていますが、体にこたえる日もあります。

注意するのもされるのも気まずい…

衛生管理上、髪の毛のはみ出しなどを見つけたら注意が必要ですが、「言いにくい…」「言われるのもちょっと恥ずかしい…」という気まずさがつきまとうのも現場ならでは。

パートさんごとに仕事の丁寧さに差が…

同じラインでも作業への取り組み方に差があると、「私はちゃんとやってるのに…」というモヤモヤが生まれることも。お互いに気をつかいながらの協力が求められます。

手順変更の説明がないまま始まる

「今日からやり方変わったの?誰か言ってよ…」といった声も。現場の混乱を防ぐには、情報共有の仕方も大切な要素です。

小さな声に、大きなヒントがある

こうした「プチイラ」は、仕事をする上では避けられないものかもしれません。でも、現場で起きる小さなストレスに目を向けることが、働きやすい環境づくりや製品・設備改善のヒントになることもあります。

コトヒラ工業は、お客様から寄せられる声に耳を傾けながら、現場の働きやすさを実現する製品を提供し、現場のモノづくりを支えていきます。その一例をこれからご紹介いたします。

「エアー式半自動手袋装着装置」のご紹介

食品・医薬品などの製造現場では、衛生管理の徹底が求められます。その中でも「使い捨て手袋の着用」は基本中の基本です。しかし冒頭でのやり取りのように、実際の現場では、手袋をはめる作業そのものが意外と手間になっています。

特に、手洗いやアルコール消毒の後など、手が濡れた状態では手袋がスムーズに入らず、時間がかかったり破れてしまったりすることもあります。焦る気持ちが作業者にストレスを与えるばかりか、手袋の衛生状態や装着の確実性にも影響を及ぼす恐れがあります。

こうした現場の声に応えるべく、コトヒラ工業が開発したのが「エアー式半自動手袋装着装置」です。この装置は、使い捨てポリエチレン手袋の開口部にエアーを吹き込み、手袋をふんわりと広げてくれるため、手を差し込むだけでスムーズに装着が可能です。。手袋の装着時間を大幅に短縮できるほか、作業者の負担軽減にもつながります。

また、手袋に直接触れることなく装着できるため、より高い衛生レベルを求められる現場でも安心してご利用いただけます。装置本体はコンパクトな設計で、省スペース化にも対応しています。壁掛けタイプと卓上タイプを選べるので、さまざまな作業環境に柔軟に導入できます。

導入現場からは、「作業が効率化した」「手袋をつけるストレスがなくなった」「新人や高齢者でも簡単に使える」といった好評の声が届いています。小さな工程の改善で、作業全体のスムーズさや職場の快適さを大きく改善することが出来ます。

「エアー式半自動手袋装着装置」ですか。そんなものが存在していたんですね。

私も知らなかったわ。ニッチだけれど、私たちのような食品工場で働く人たちにとっては本当に縁の下の力持ちになってくれる装置ね。

工場エアーがあればどこでも使えるっていうのもポイント高いですね!

逆に工場エアーがない現場でも、「半自動手袋装着装置 電気式」があるから、どんな現場でも導入できるわね。

早速導入の相談をしに行きましょう!

最後に

ここまでお読みいただきありがとうございました。いかがでしたでしょうか。

手袋装着をはじめとして、食品工場には様々なプチイラが存在していますが、多くの場合、作業者の工夫で何とか乗り切っているという現状です。

こうした小さなストレスが、作業効率や製品の品質を低下させることにも繋がりかねません。

コトヒラ工業は、自社の製品でこうした小さなストレスをなくし、食品工場の作業員がより快適な環境で、製造作業を行えるようお手伝いしたいと思っております。

是非、コトヒラ工業の製品を、あなたの現場の環境改善にお役立てください。

また、現場でのお困りごとがございましたら、お気軽にコトヒラ工業にご相談ください。

コトヒラ工業編集部
コトヒラ工業の製品や技術を発信すべく、日々コラム作成に取り組んでいます。これからもコラムを通して、コトヒラ工業の魅力を伝えていきます!
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