COLUMN コトヒラコラム

作業効率向上につながる小型集塵機の選び方とおすすめ製品

作業効率向上とよりよい環境構築につながる小型集塵機

今、工場で使っている集塵機の性能が不満…。

集塵機の性能は日々進化し、高性能な製品も多いので新しい製品の導入を検討してみては?

でも、うちの現場は設置スペースにあまり余裕がないんです。

それなら、設置スペースに適した小型集塵機を試してみては?

工場や作業場において、スマートな作業を叶え生産性を向上するためにはクリーンな環境が必要不可欠です。
製造・生産工程で排出される粉塵をしっかり吸引しておかないと、工場内の機械や設備が故障する原因につながってしまう他、健康被害の原因にもなりかねません。
設置スペースに適した、できるだけ小型の集塵機を導入したい方に集塵機の選び方やおすすめの集塵機について解説していきます。

集塵機の選び方ポイント

具体的に、どんな小型集塵機を選べばいいんでしょうか?

集塵機を選ぶときには、色んなポイントがあります!

集塵機の選び方1:使用目的で選ぶ

集塵機にはさまざまな種類があり、どのような素材を扱う現場かによっても適した製品が異なります。
例えば乾いた粉塵を主に吸引するのであれば乾式専用の集塵機で構いませんが、水や湿気を含むものであれば乾湿両用を選ぶべきでしょう。

不適切な環境で集塵機を使用していると、フィルターとの相性の悪さから作業効率が低下してしまいます。
それでも使い続けた場合には、故障や破損にも繋がりかねません。
安全に使用するためにも、まずは用途を正しく理解して選びましょう。

集塵機の選び方2:サイズ感や集塵容量で選ぶ

集塵機を導入する際には、どの場所にどのような集塵機を配置するかが非常に重要です。
集塵機は機能や装置、そして集塵容量によってもサイズが変わります。
まず、どこに置くかを確認することによってサイズの目安がわかるでしょう。
「最大でも幅が〇cm以下の集塵機しか置けない」というように、基準を設けることによって製品選びがスムーズになります。

小型の集塵機は比較的集塵容量が少ない傾向にありますが、その中でもさまざまな製品が展開されています。
集塵容量は、作業量や作業頻度によっても変わります。
作業量が多く、頻繁に使用するのであれば集塵容量の大きい集塵機が適切ですが、そうでなければ集塵容量の少ない小型のものを選んでも良いでしょう。
また、定期的なメンテナンスやゴミの処分がスケジュールに組み込まれている工場や作業場であれば、集塵容量にそこまでこだわる必要がないかもしれません。

集塵機の選び方3:メンテナンス性能で選ぶ

上記でもご紹介したように、こまめなメンテナンスは作業効率を向上する上でも重要な要素となります。
集塵機はフィルターが詰まってしまうことで吸引力にも影響し、作業効率が著しく低下してしまいます。
タンクやフィルターのこまめな手入れは長く使い続ける上で欠かせませんが、製品によってはメンテナンスが大変なためになかなか思うように手入れできない…ということもあるでしょう。

タンクやフィルターはもちろんのこと、ファンや配管内なども含めて、すぐに手入れできる製品であればこまめなメンテナンスもしやすくなります。
また、製品によってはメンテナンスやフィルターの交換を業者に委託できる場合もあります。
社内での管理が難しければ、外部に対応してもらえるか否かも選ぶ際の参考にしましょう。

小型集塵機の魅力と大型集塵機との違い

大型集塵機はすでにあるけれど、それとは別に小型集塵機を導入する必要があるか悩んでいます…。

それでは、小型集塵機ならではの魅力も解説していきましょう。

空気清浄に必要不可欠な大型集塵機は「すでに導入されている」「作業中には常に稼働している」という工場も多いのではないでしょうか。
そのため小型集塵機の必要性に悩むこともあるかもしれませんが、次のような違いや特徴を踏まえて導入を検討しましょう。

大型集塵機との違い1:配管工事の有無

大型集塵機の設置にあたっては配管工事が必要なため、新たに工事を行う場合には時間や費用がかかってしまうでしょう。
すでに配管工事が済んでいる工場でも、配管に従って集塵機を設置しなければならず、レイアウトが縛られやすくなります。

一方で小型集塵機の場合には、配管工事がいらないケースも少なくありません。
レイアウトを考える際も柔軟に対応でき、新規ラインの立ち上げなどもスムーズに行えるでしょう。

大型集塵機との違い2:消費電力

広範囲をカバーしなければならない大型集塵機は、どうしても消費電力が大きくなりやすいものです。
常に全体を稼働させているケースも多く、消費電力がむやみにかさんでしまうでしょう。

小型集塵機の場合は、基本的な消費電力を抑えコスト効率の優れた使い方が叶います。
必要なエリアのみで集塵でき、稼働していないラインでむやみに消費電力が大きくなる状態も防げます。

小型集塵機の魅力1:どこでも粉塵を除去でき品質向上につながる

小型集塵機は設置の際に場所をとらないため、幅広い場所に設置できます。
前述の通り工事不要でレイアウト変更できるので、時間や手間をかけず必要な場所でだけ使える点も魅力です。

複数の小型集塵機を設置するのも簡単なので、工場内の環境を効果的に改善できるでしょう。
粉塵の有無が品質に直結する電子部品のような現場では、小型集塵機を導入することで品質向上につなげられます。

使い勝手◎なおすすめの小型集塵機

実際に、どんな集塵機があるのか知りたいです。

それでは、おすすめの集塵機を具体的に紹介していきましょう。

粉体用小型集塵機

粉体用小型集塵機は、フィルタ下面吸引方式と独自技術を取り入れた小型の集塵機です。
独自の方法が取り入れられていることによって、フィルタの交換頻度が抑えられる仕様となっています。
重量は、およそ29kg。
不要な機構を取り払うことによって軽量設計となっており、別売品のキャスターを取り付ければ可搬性も向上します。
装置下部の集じんBOXはすべて水洗いできるため、メンテナンスも簡単です。

LED照明付き卓上ハンダ吸煙機 集神®

こちらは、その名の通りLED照明が導入された卓上の吸煙機です。
有害物質を除去するフィルタと小型ファンが付いており、上部から吸引するため上に舞い上がったヒュームも確実に吸引します。
さらに、フレキシブルアームも採用されているため設置にあたって高さや角度を自由に設定できます。
台座は吸盤タイプになっているので壁面に取り付けることもでき、はんだ作業にあたって最適な場所で柔軟に使えるでしょう。

超小型集塵機(ポータブルダストキャッチャー)

質量9.0kgという、非常に軽量かつコンパクトな小型集塵機です。
業界最小クラスのサイズ感を実現しながら吸引性能にも妥協せず、パワフルな使用感を実現しています。
持ち運びも非常に簡単なので、一箇所に設置せずともさまざまな場所で使えるでしょう。
高静圧仕様9.0kPa(AC100V時)で、コンパクトながら高い集塵効果のある集塵機をお探しのときに最適です。

バキュームクリーナートリンク用集塵機

バキュームクリーナートリンク用集塵機は、スマートなダクトホースが導入されたコンパクトな集塵機です。
小型でありながら、最大静圧17kPaという高静圧仕様で細長いダクトホースでも吸引力が落ちず効果的に使えます。
静電気除去機「バキュームクリーナートリンク」への接続使用もでき、静電気とともに吸引可能です。
弱電関連工場、自動車関連工場、塗装工場などの現場において特に重宝します。

現場に合った集塵機で生産効率を向上しよう

コンパクトで使い勝手のよい小型集塵機は、設置場所に制限がなく省エネで使用できます。
コトヒラ工業株式会社では、あらゆる環境に応える集塵機を展開しています。
すでに大型集塵機を導入している工場でも、この機会に環境に合う小型集塵機を検討してみてはいかがでしょうか。

コトヒラ工業編集部
コトヒラ工業の製品や技術を発信すべく、日々コラム作成に取り組んでいます。これからもコラムを通して、コトヒラ工業の魅力を伝えていきます!
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